8月20日に5年間程お付き合いのあるトマト生産者様の酒井さんに、土壌改良材と酵力(こうりき)の納品に行った時のことです。
今夏何回言った言葉でしょうか・・・

私「今日も朝から暑いですね。ハウスの中はたまんないでしょうね。お疲れ様です。」
酒井さん「暑すぎて口もききたくないよ。」(かなりお疲れの様子)

これから順次各ハウスに苗の定植作業に入るとのこと。(水耕栽培3反・土耕栽培2反の計5反の経営で全て大玉トマト)

酒井さん「そうそう、まだ苗が小さいうちはいいんだけど、樹が大きくなって葉が茂って秋雨が続くと色々なカビ病のパレードが始まるから例の納豆菌をまた頼むよ。」

この納豆菌とは数種類のバチルス菌を種菌として繰り返し、繰り返し発酵させた物で通称「納豆菌」(この呼び名の方が農家さんには馴染みやすいようです。)

酒井さん「あんたのとこの納豆菌すごくいいんだけれども、あっ!今日散布したいっていう時、すぐ使えないから困るんだよね。」(高密度になったバチルス菌を手ぬぐいで包んで20リットルのバケツにぬるま湯とお椀半分の砂糖を入れて金魚のプクプクで2日間ハウス内で培養したものを葉面散布にて使用して頂いています。)

農業に従事されている方は、朝から晩まであれもこれもやらなくちゃで非常に忙しい。先の予定を立てていても今、目の前で起きている問題にも対処しなくちゃいけない。メーカーサイドの2日間プクプクしてから使って下さいね、なんて悠長な事を聞いてられない時もある。

酒井さんいわく
希釈するだけですぐ使える納豆菌が欲しいとのこと。

酒井さんの納得できる「納豆菌液」が出来るかどうか分かりませんが、日頃大変お世話になっている方からの依頼を引き受けることにしました。

そして帰り際
酒井さん「こう暑いと、トマトが根からカルシウムを吸収できないからカルシウム剤を葉面散布しなくちゃいけないんだよね。大玉トマトはカルシウム不足で尻腐れ病が出ちゃうから。」

その言葉でひらめきました。
農家さんに限らず、仕事は効率良くやりたいものですよね。

私「納豆菌とカルシウム材をミックスしたものを作ってみます。上手くできるか分かりませんが・・・」
酒井さん「えー!本当に?そんなのがあればメチャ助かるよ。」

そして私の挑戦が始まりました。・・・続く